Re: Re2: 見えるものと見えないもの


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投稿者 jst 日時 1998 年 5 月 04 日 03:24:37:

回答先: Re2: 見えるものと見えないもの 投稿者 矢澤利弘 日時 1998 年 5 月 03 日 23:41:03:

矢澤さん、みなさんこんばんわ
見えるものと見えないもの。
アルジェントが「ゾンビ」の時に「ロメロは見えるものばかりにこだわってしまうから困ってしまう。」
と言っていたのをどこかで読んだことがあります。
ロメロは目に見せて恐怖を描こうとして、
アルジェントは目に見せる前にそれを思わせるようなイメージ、雰囲気で恐怖を描こうとしています。
昔あった「たたり」やカールドライヤーの「吸血鬼」(サイレント、未見)、デビッドリンチの闇、「ジェイコブスラダー」などは
見えないもので恐怖を表現した良い例だと思います。
80年代のホラー映画は即物的に見せることが主流の恐さを追求していましたが、
70年代はオカルト映画によくみられた気配や雰囲気を盛り上げていく手法が多くみられました。
僕は見せるよりも、できるたけ見せない方が空想が広がり恐怖が倍増していって
より恐怖を感じることが出来ると思いますが。
フリードキンはそれを忘れて「ガーディアン」で失敗しました。
やっぱり見せてしまうだけよりも観客に解釈させる見せ方の余裕がいるのでは。
子供には想像力を養うためにいっぱい本をたくさん読ませましょう。
もちろん想像力を掻き立てるの映画も。




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