Re: 見えるものと見えないもの:アルジェントの映像の世界


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投稿者 小林貴政 日時 1998 年 5 月 01 日 14:56:19:

回答先: 見えるものと見えないもの:アルジェントの映像の世界 投稿者 矢澤利弘 日時 1998 年 4 月 28 日 00:17:57:


:  アルジェント作品で、記憶に残るシーンというのは実は殺人シーンではないことの方が多いのではないだろうか。これはアルジェントが”見えないもの”をしっかりと描いているからであるように思えるのである。

矢澤さん、皆さん、こんにちは。
矢澤さんのお話の中の「記憶に残るシーン」について思った事と気づいた事を少し。
僕の場合も殺人シーンよりその他のシーンの方が不思議と記憶に残っています。お話の中にもある「サスペリア」の冒頭シーンなんかもそうですし、エレヴェーターのシーンもそうです。それ以外にも僕は、雨(水)のシーンなんか、特に記憶に残っています。
そこで気づいたのですけれど、アルジェント監督の作品には雨のシーンや水のシーンが多くでてくるなと思ったのです。「サスペリア」の冒頭シーン、「インフェルノ」の鍵を拾うシーン、「スタンダールシンドローム」「オペラ座」、「フェノミナ」なんかも最後は湖のシーンだし、まだ他にも僕が観ていない作品の中にも、もしかしたら雨(水)に関係あるシーンがあるのではないですかね。僕なんか雨が非常に嫌いなので、ああいうシーンを観ると、いやあな気分になります。雨が好きな人ってあんまりいないでしょうし、誰だってずぶぬれになるのは好きじゃないでしょう。ああいった人の心の片隅にある、嫌だなとかんじる部分をえぐりだすのはアルジェント監督特有なんじゃないかと思いました。雨(水)に限ったことではないのですけれど。そういった所がアルジェント監督の魅力であり、惹かれる所なのかなと、思いました。


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