デパルマとアルジェントの関係


[ フォローアップ ] [ フォローアップを投稿 ] [ 青いアイリスの向こうの部屋 ] [ FAQ ]

投稿者 矢澤利弘 日時 1998 年 3 月 09 日 20:39:30:

回答先: Re: イタリアのヒッチコック 投稿者 小林貴政 日時 1998 年 3 月 09 日 14:56:13:

小林さん、ヒ〜ノ!(マークとカルロの挨拶です)
アルジェントの作品でも、デパルマの作品に似ているものがあると思うのです。
例えば、「殺しのドレス」の美術館の長回し。これと「スタンダール・シンドローム」の冒頭のウフィッツイ美術館のシーンは似ています。つまり、デパルマの影響がありそうです。
「サスペリア」の主役のジェシカ・ハーパーは、これ以前にデパルマの「ファントム・オブ・パラダイス」に出ていました。アルジェントはこの映画を見て人選したということは十分考えられます。
「トラウマ」の母親役のパイパー・ローリーは、明らかに「キャリー」の母親とダブります。また、音楽も「キャリー」のピノ・ドナジオを起用しています。
これは、こじつけかも知れませんが、「オペラ座・血の喝采」の例のオペラ劇場の俯瞰ショット(目がまわりそうになります)。あれは、カメラをぐるぐる回すのが好きなデパルマっぽいです。「ミッドナイトクロス(BLOWOUT)」のエンディング近くの花火のシーンを感じさせなくもない。
また、最新作の「オペラ座の怪人」でさえ、実はデパルマがすでに「ファントム・オブ・パラダイス」で、リメイクをしていたんですね。
あと、犯人の二重人格性なども、どことなく共通性があります。

これをここ以外のあるところで書いたところ、あまりアルジェントファンには評判がよくありませんでした。きっと、アルジェントの悪口のように見えたのでしょう。私がアルジェントの悪口を言うわけないのにね。しかし、影響を受けているからといって悪いわけではありません。もっとも、以上のことが正しいかはわかりませんし、元をただせば、ヒッチコックの影響下にある二人ですから、偶然にも同じことを考えついたのかもしれません。
今は、デパルマは違う方向に行ってしまった感がありますが、アルジェントが好きで、デパルマが嫌いという人はあまり見かけません。



フォローアップ:



フォローアップを投稿

氏名:
E メール:

件名:

コメント:

リンクの URL (任意):
リンクの題名:
画像の URL (任意):


[ フォローアップ ] [ フォローアップを投稿 ] [ 青いアイリスの向こうの部屋 ] [ FAQ ]