「わたしは目撃者」のキーポイント


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投稿者 ユーベ 日時 1998 年 2 月 11 日 17:21:08:

回答先: Re: 「わたしは目撃者」について 投稿者 中川圭一 日時 1998 年 2 月 11 日 05:35:36:

:如何せん面白味がないというか、アルジェントにしては魅力がないと最初感じたんです。はるかに「歓びの毒牙」や「サスペリア」、「フェノミナ」の方が、初め見た時魅力的で面白かったです。

僕が最初に見たアルジェント映画は「サスペリア」でした。この映画でアルジェントは脚本よりも事件の猟奇性とそれを美しくみせる映像美がすべてだ!と決め付けていたので、何作かアルジェント映画を見た後「わたしは目撃者」を見た時、その面白さにドキドキしたものでした。ラストシーンなんて、もう…。映像と脚本が珍しく両立されたこの映画。何回か見ましたがやはり最初の印象が強いです。
中川さんもご指摘されてましたが、墓場のシーンで、記者のジオダニが閉じ込められ、しばらくして扉が開き、盲目の男アルノが呆然として入ってくる。その時、杖の先が飛び出しナイフで血がついてたのには、僕も「こいつが犯人と違うか?」と思ってしまいました。その後、アルノの姪が犯人にさらわれるところで違うことがはっきりしましたが、その後、ジオダニが所長の養女と会った時、彼女の手から血が流れているのをジオダニが見て疑うというシーンも出てきます。このように誰が犯人なのかわからないというのがサスペンス色を強めていると思います。さてカソーニ犯人の件ですが、彼自身出てくるシーンは少なく、かなり地味な存在です。しかし前半の時点で、犯人は助手4人のうち誰かだという目星は大体付いていたので別に意外ではなかったし、駅で殺されたカラブレシ博士が内線を助手4人・所長・その養女が揃った所長室に繋げ、犯人に取り次いでもらい、なぜそんな事をやったのかと問い詰め、5時に駅で待ち合わせをするというシーンが出てくる所からも明らかです。まぁ見落としそうなシーンではありますが。それにカソーニは、みんなが所長室に集まってるシーンで自ら産業スパイ説を打ち立てているのです!多分カソーニは自分のやった事をごまかすために言ったまでのことですが、ブラウン博士に「なぜそんな事が言えるのかね?証拠でもあるのか。」と切り替えされ、「もちろんない。」とちょっと焦っていました。カソーニは一応世に知れた学者ですが、内面かなりマヌケで精神的におかしい男のように思えます。いくら頭のいい人でも、異常な行動をする人って実際に結構いるでしょ。大学教授や研究所員の犯罪を見てても…。




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